カナダ・スキーナでスチールヘッディング -その5-

YAGI.

2012年10月25日 00:00

夢のような釣行も今日が最終日,今日は今回のツアーで初めてお会いした師弟コンビ,

TさんとKさんに同行させていただきました.

実は,これでメンバー全員と釣りができることに.

今日は今までで一番あったかい,朝は2℃です.身体を貫くような冷気はありません.

着こみすぎて,釣りしてるとうっすら汗が(デブなだけか....)(^_^;)

今日のガイドは昨日と同じガイド頭のT.やっぱり朝からワインの回し飲み.

(* ̄◇ ̄*)ノ口 オヤジッ!もう一杯!



ビーバーがかじった木,なんで途中でやめたんだろうな〜.


今日の同行者お二人,ほれぼれするようなキャスティングです.

よけいな力の入っていない,コンパクトで鋭いモーション,きれいにのびてナローな

ループ,完璧なターンオーバー.

師匠のTさんのキャスティングは思わず見入ってしまって,ポカンと口があき,よだれが

垂れてきそう.(・o,・)

勉強不足で知らなかったんですが,Tさん,すんごい人だった.一緒に釣りをさせてください

なんて言えないぐらい(^_^;)

弟子のKさんもきれいなキャスティングですばらしい.

近くでキャスティングするのがすご〜く恥ずかしい.(/-\*)ハズカシ~

やっぱりキャスティングはとっても大切,帰ったらキャス練がんばるぞ〜.

(注:帰国後2週間,実は,全然キャスティング練習してません.って,それじゃダメじゃん.)
   ヾ(_ _。)ハンセイ



今朝一番で入ったのは,このツアーで一番のあたりポイント.え?,もうこのポイントなの?

実は3人とも昨日までにスチールを上げていたのであまりがっついていない.

ポイントは3人で話し合って決めて入ります.フライは,今日こそ使おうと思っていたフライ.

ガイドに「マジ? ほんとにそれ使う気か?...まぁ,使ってみろ,でかいの釣れよな!」

てなことを言われて,「やってみっかぁ」と比較的フラットな感じで釣り開始.

まぁ,午前はダメだからね.....

「ン?...」

「ドカーーーーーーーンッッッッッッッッッッッ!!!!」

「あららららららら〜〜〜〜,来ちゃったよ〜〜〜」

なんか,今までのより重いしグイグイ来るよ〜〜〜〜.ヾ(●`・ω・´●)ノ

プレッシャー,プレッシャー,竿でプレッシャーを与え続けて〜〜〜〜.

Tがネットで..............

....................

「はよ,ネットインせんかぁい!」

なんとかネットインまで耐え続けて,

「ぃぃっやっっったぁ〜〜〜〜〜〜〜」



みんな喜んでくれるのはやっぱり最高っす.でもどーしよー,3日連続で3本目だよ.

しかも今までで最大の85cm,フレッシュランでヒレが透明,鼻曲がりのオスと,文句の

つけようのない魚体. (* ̄。 ̄*)ウットリ

まるでブリみたいだわ.

こんなにいいことが連続であるなんて,帰国したら仕事がなくなってるとか,離婚されるとか,

最悪なことが起こっちゃうんじゃないかと心配.

その後はポイントを譲り,他のポイントへ.実はそこでも.....

「どか〜〜〜〜〜〜ん!!!!」

「あわわわわわ〜〜〜〜〜」

「あ,これだとバレるかも」

「ざっっっっぱ〜〜〜ん!」ものすごいきれいな魚体がジャ〜〜ンプ.

「ふっ.................」  「ば・れ・た」○| ̄|_

ま〜,そういつもうまくは行かないわね.

昼近くになり以後は反応もなく,ポイント移動.

行ったことがない下流のポイントへ.ここで1投目....

「グワン!! グイグイグイ〜〜〜〜」

「おりゃ〜〜〜〜,あ,テンションがあんまりかからない,これ,バレるかも」

「ふっ.................」  「また,ば・れ・た」○| ̄|_

いかん,いかん.でも,バレた理由がおぼろげながらわかったぞ〜.

やっぱり釣りって釣らないと勉強にならないのね〜,

釣れない100回の釣りより釣れた1回の釣り,なのね.( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム

ということをふまえ,その後コーホー1本追加.ちびだったのと(でも60cmぐらいはあったけど)

写真撮る前にオートリリース.で,証拠はなし ( ̄3 ̄) 〜

相前後して,Tさんヒットォ〜〜〜〜.

合わせをグイグイ入れたと思ったら,あっという間にランディング.

きれいな魚です.



これで今日もTのガイドでスチール2本.すごいガイドだわ.昨日は3本釣らせてるもんね〜.

話題に上りませんでしたがKさんもその直後にヒットォ!!.

「あ〜,全然引かないっす,多分ドリーですわ」

「え〜,そうなの〜」近寄ってきてからけっこう走る「ドリーにしては走るね〜」

と私(知ったかぶりかぃ).

と言ったか言わないかで「ドドドドーッ!!」と走ってジャーンプ.

「コーホーだっ!!」




実は彼,朝から「今日は真っ赤なコーホーが釣りたい」って言っていて,ほんとに釣っちゃった.

かっこいいな〜.

Tさんは「メーターオーバーが釣りたい」って.....まさか.....

「どか〜〜〜〜〜ん!!!!」

合わせをグイグイ入れるTさん.これは.....ほんとにでかいぞっっっ!!!

ざばざばざば〜〜〜,どっっか〜〜〜ん!!!

   っとジャ〜〜ンプ!!!!!

うわ,ほんんんっっとにデッカイ〜〜〜!!!!


あれ??? さおのしなりが.....ガイドTが天を仰いでる....

バァレたぁ〜〜〜〜 ○| ̄|_

おっしぃ〜〜〜


Tさんも悔しがる〜〜〜. うわ〜〜〜,ざんね〜〜〜ん.

そんなこんなで早くも夕方,最後のポイント.あと,Kさんがスチール上げれば3人全員

スチールをゲットだね.なんて話してたら「彼はね,最後にやる男なんですよ」とTさん.

へぇ,そぉなんだ〜,と半分期待して彼の釣りを見てました,ところが終了5分前に....

Kさんヒットォ!!!!

え!? マじぃ?!!!



ニコパチはありませんがまぎれもないきれいな雌のスチール.

やる男だねぇ.すごいや.いやかっこいいわぁ.

ということで,本日は3人全員がスチールヘッドを釣るという快挙を成し遂げました.

書きわすれましたが,釣れるたびにワインの回し飲みがあったのは言うまでもありません(笑)

私はというと,3日連続でスチールを計3本,コーホー2本,初日にドリーバーデン1匹

と言う,当初からは考えられない釣果でした.

ツアー全体では4日間でスチール16本,8人中7人がスチールを手にするという快進撃でした.

川の状況がよかったのかというと,毎日20cm以上減水する,低気温,とうぜん低水温という

通常は条件としてはよくない状況でした.私が釣れたのは言うまでもなく「偶然」です.

この偶然を「必然」に換えなければいけないので,通わなければならないことになりました.

ロッジに帰ったあとの夕食時は皆ハイテンション,楽しかった,また来よう.ガイドたちも

好釣果にテンション高めで楽しい夜を過ごしました.

さぁ,明日は日本に帰る日だ.

すみません,もう1回ぐらいおつき合いください.-その6-に続く



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