カナダ・スキーナでスチールヘッディング -その3-

YAGI.

2012年10月23日 00:00

カナダ釣行,3日目で〜す.

昨日は我々以外のグループはコーホーサーモン,スチールヘッドを釣っちゃっていたのです.

ということで(?)今日はグループ編成を換えて釣りをします.私は杉浦雄三さん,昨日スチールを

キャッチしているIさんと3人で釣行となりました.

場所はスキーナ支流のケイラムリバー.支流といっても長野の犀川よりやや大きいぐらいの規模の

川です.

氷河からの雪代(でいいのかな)でいつも濁りがあり,底が見えません.透明度は50cmもないくらい.

ガイドは弱冠24歳のE,まじめで時間にもきっちりしてる日本人好みのガイドさんです.



天気はいいんですが,スッゲェ寒いのよ.前日も同じだったらしいんですが,午前は魚の活性が低い

のかなかなかきびしい.

垂れる鼻水とじんじんする趾に耐えつつ釣り下っていきます.

もうそろそろお昼かなという時間になり,私のへっぽこキャストがたまたま上手く行って

きれいにゆっくりスイングしたな〜,そろそろスイングし終わり.っていうときに...

「グイッッ」...「ん?」......

「ドカ〜〜〜ッッッンッッ!!!」

「あわわわわわ〜〜〜」

後ろからガイドと杉浦さんとIさんが何か叫びながら近づいてくるけど,なに言ってんだか

わかんないよぉ〜.「お,お,お,重〜〜〜〜〜い」 

ロッドが満月だよ〜.Iさんの「後ろに下がって!」って言うのが辛うじて聞き取れて

じりじりと岸へ向かって下がります.あとはよく憶えてないけど,ガイドのEがでっかい

ネットで,赤い物体を「ザバッ」とネットに入れたっす.

「うお〜〜〜〜〜,やっっっっったぁぁぁぁ〜〜〜」 私が意味不明の雄叫びを上げて

それに続き.そこいら中が雄叫びの渦となりました,みんな喜んでくれてる.



真っ赤っかな雄のコーホーサーモン.80cmはゆうにあります.

うれっっっすぃ〜〜〜〜♪♪v(⌒o⌒)v♪♪

でも,これ,スチールじゃないから「外道」なのよね.

杉浦さんからは,今のやり取りではスチールなら絶対バレるよと注意があり.

もしかしての場面に備えて頭の中で反復イメトレです.

午後にポイントを換え,水温も少し上がってきたところで,Iさんヒットォ〜〜.



きれいなコーホーサーモン.これまた,みんなで歓喜の渦.人が釣ってもこんなに

嬉しいなんて.アゲてきたぜぇ〜.

ポイントを代わってもらい,そこから私が釣り下ります.数十m下って,スイングし終わり,

こつんと..あ〜〜〜,根がかりだ〜.あおるけど動かない.「ン?!」,念のため

竿を下げて...「グイ,グイッッ」

「ドカドカドカドカ,グオォォォォォォォッォォォ」

ほんとに,こんな擬音がぴったりの暴力的な引きです.明らかにさっきののコーホーとは違う.

「むおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜」必死にプレッシャーを与え続けて.やってはいけないこと,やらな

ければいけないことを頭の中で反芻しながらファイトです.

途中何回か「キュイ〜〜〜〜ン」っとリールが逆転(したらしい,憶えてないの,実は).

どれくらいファイトしたのか,Eが「ザバッ」とネットイン.

ス,ス,ス,スチールだっっっ

「い〜〜やっっっったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

さっき以上の歓喜の渦,4人の雄叫びがこだましてる(と想像(^_^;) ).

「Call me the steelheader!!!」と訳のわからんことを叫んでいた(ような気がしてます).



70cmぐらいなのかな,冷静に見ると.でも初スチール,記念の1匹です.

信じられん,全然自信がなかったのに.まさか釣れるなんて思ってなかったのに.

やったよお〜〜〜〜.( v ̄▽ ̄)

その後ポイントを雄三さんに譲って数十分後.雄三さんも「ドッッッカ〜〜〜ン!」



ゆうに20lbを超える雌のスチールヘッド.Eもこんなにでかい雌を見たことがないと言ってました.

ネットインしたあと,興奮で手が震えてたもんね〜

という訳で,今日,この組の釣果はコーホーサーモン2本,スチールヘッド2本という好釣果.

しかも今日はEの誕生日.今日の釣果は期せずして我々からのプレゼントになりました.

さらに夕食時にガイド頭のTからアイスクリームケーキのプレゼント.

ただでさえにぎやかなのが,にぎやかさが増してハイテンションな夜でした.



まだまだ続く.-その4- へ!



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